
音声コトハジメ
今回の講座は音声の基本のキと、発音指導の具体例をご紹介します。音声は他の分野と違って、日本の学校教育ではほぼ扱われることはありません。日本語教師の勉強をきっかけにはじめて音声を学ぶという人も少なくありません。多くの学習者が自然な発音で話せるようになりたい、コミュニケーションをスムーズに行えるようになりたいと願っています。音声コトハジメでは基本的な音声の体系や規則性、またレッスンですぐに応用できる具体的な教え方のアイデア、ヒントをご紹介します。
―目次―
第1章 なぜ音声教育が必要なのか
第2章 かなから見た日本語の音(種類と数)
第3章 音声学から見た日本語の単音
1. 清濁の発音 母語の影響①(中国語話者の発音・韓国語話者の発音)
2. 母音の種類
3. 子音の種類 母語の影響②(な行音とら行音)
4. 母音の無声化
音声コトハジメ
第4章 音韻:特殊拍「ん」の発音
<ワンポイント!>
日本語の「ん」の音は1つの音しかないと思っている方も多いと思いますが、日本語の「ん」は後ろにくる子音によって音が異なります(異音)。できるだけ楽に発音するために、次の音の準備をするためです。表記の上ではどれも「ん」なのですが、[N] [n] [m] [ŋ] [ɲ]とさまざまな音があります。
第5章 日本語のリズム(拍と音節)
<ワンポイント!>
拍・・・拍「モーラ(mora)」とはリズム上の単位のことです。1拍が同じ時間的長さを持ちます。
音節・・・音節「シラブル(syllable)」とは母音を中心とした音を区切る単位のことです。
例えば、「おとうさん」。拍は5拍です。これを音節で分けていくと「O」「Tō」「San」の3つになります。「おとうさん」は5拍3音節になります。もう一つ、カタカナ語で例を挙げます。バレンタインは6拍「バ・レン・タ・イン」で4音節です。ちなみに、英語だと[val・en・tine]で3音節になります。
音声コトハジメ
第6章 韻律(プロソディー)
1. 単語のアクセント 母語の影響③(英語話者の発音)
2. 文末イントネーション
3. 文のイントネーション <への字イントネーション・プロミネンス・ポーズ>
<ワンポイント!>
韻律(プロソディ)の指導法について、日頃のレッスンで取り入れられるものをご紹介します。聞きやすく分かりやすい発音の指導として「句切り(ポーズ)」「への字型イントネーション」「アクセント」に焦点を置いた方法です。
教授法<知識編>
外国語教授法の3つの側面
文法訳読法
ナチュラル・メソッド(①サイコロジカル・メソッド / ②ベルリッツ・メソッド)
オーラル・メソッド
ASTP(アーミーメソッド)
オーディオリンガル・メソッド(ALM)
ヒューマニステックな教授法(サイレント・ウェイ、CLL、TPR、ナチュラル・アプローチ、サジェストペリア)
コミュニカティブ・アプローチ(CLT)
フォーカス・オン・フォーム
新しい教授法(タスク中心の教授法、CLIL)
教授法<教室活動編>
イントロダクション: 外国語教授法の変遷から何を学ぶか。
「話す」ための教室活動
「書く」ための教室活動
「聞く」ための教室活動
「読む」ための教室活動
<日本語初級文法1−4>
イントロダクション#1:品詞(国語文法vs日本語文法)
NはNです
指示詞(これ・それ・あれ)
動詞文(往来動詞)
動詞文(基本動詞)、助詞について
<日本語初級文法5−10>
5. 動詞文(存在動詞)
6. ませんか・ましょう・ましょうか
7. い形容詞・な形容詞① 非過去・形容詞+N
8. い形容詞・な形容詞② 過去・い形容詞+て/な形容詞+で
9. 二項比較・三項以上の比較
10. Nがほしい・Vたい
<日本語初級文法11−15>
イントロダクション#2:動詞のグループ分けについて
11. 動詞のテ形 Vてください
12. 動詞のテ形 Vて、
13. 動詞のナイ形 Vないでください
14. 動詞のナイ形 Vなければならない・Vなくてもいい
15. 動詞のタ形 Vたことがある
<日本語初級文法16−20>
16. 辞書形 Vまえに
17. 普通形 Vことができる・可能動詞
18. 普通形 V普通形+と思います
19. カジュアルな会話
20. 自動詞・他動詞
<日本語初級文法21−25>
イントロダクション#3:文法カテゴリーについて
21. もののやりもらい
22. 動作のやりもらい
23. とき
24. んです
25. Vてしまう
<日本語初級文法26−30>
26. 意向形+と思っています
27. 条件①
28. 条件②
29. 受身
30. 使役
<自分のペースで学べる日本語レッスン教え方講座>
420時間の日本語教師養成講座の中で実践に最も役に立つ内容をギュッとまとめたコースです。
日本語を教えるために必要な基礎知識(教授法・音声コトハジメ・日本語初級文型30)を学ぶことができます。いつでも、どこでも、何度でも自分のペースで視聴が可能です。
1.教授法
それぞれの教授法にどのような特徴があるか、外国語教授法の変遷を見ながら、日本語レッスンでどのように取り入れられているのか確認していきましょう!
2.音声コトハジメ
日本語教育においてコミュニケーション能力の育成が重要視されています。今回の講座では音声の基本のキと、教室活動で役立つ発音指導・プロソディ指導の具体例をご紹介します。
3.日本語初級文型30
日本語初級文法の中から30文型をピックアップしました。初級文法を教える際に必要な基礎知識や注意点、導入文、基本練習、応用練習のアイデアをわかりやすく解説しています。